よしなしごと

つれづれなるままに、そこはかとなく書きます

紙袋

 

1週間の休暇でベトナムに行った そこで働いている友達とたくさん遊んだ 本当におんぶにだっこで大変お世話になった 楽しかった

 

1週間ぶりの出社 特に仲がいい同僚にインスタントのベトナムコーヒーとお菓子のお土産をスタバの紙袋に入れて持って行った スタバの紙袋は人に渡す用にもらったら保管してる 働き始めて普通にスタバを使えるようになっても、スタバの紙袋は私の中では「いい」紙袋だから

 

最近電車が混むようになってきたけど、今朝は特に混んでいた 超・満員電車 押しつぶされてちょっと息が苦しいくらいの

端っこの車両の端っこに乗ってたら、サラリーマンが私の脇腹と壁の隙間にぬっと手を入れてきた とても不快 壁に触ってよろけないようにバランスをとりたかっただけだろうけど、かなり不快 自分の身体に他人の身体が当たっている不快感というより、私が周りから押される力をこらえないとサラリーマンの腕が潰れるのが嫌だった お前がそこに腕を入れなければ私は壁によりかかることができるのに

 

もはや紙袋を持っている感覚はなくて、私は紙袋の紐に触れてるだけだった ベトナムコーヒーの箱は誰かの足と誰かの足に挟まれて宙に浮いてた

最寄り駅に着いてサラリーマンの塊と一緒に電車を降ろされたとき、紙袋が破れた 思わず「え?」って声が出た 誰かと誰かの足に揉まれてもしかしたら破けちゃうかもと覚悟してたのに「え?」と言ってしまった 「え?誰がやった?」「え?気づかなかった?」「え?無視して行くの?」 どれだったんだろう どれでもなかった気がする 「え?本当に破けちゃった」が一番近い 最悪の想定通りの最悪の結果が出たから、「え?」

 

ホームにぶちまけたベトナムコーヒーとお菓子を知らないサラリーマンに拾ってもらったのに全然ありがとうと思えなかった ポジティブな感情が全然湧いてこなかった いや、線路に何にも落ちなくてよかったとだけは思ったかも

ホームの柱で自分のカバンを地面に置いた この柱で何人がゲロ吐いたんだろうとか思いながら、落としたものをカバンに無理やり詰めた なぜか手が震えた こんなに最低な気持ちなのに私の周りは誰も悪くなくて、何なら混むかもしれない電車に紙袋を持っていった私の自業自得 やってらんね〜

 

満員電車憎すぎる もう2度と紙袋を持って朝の電車に乗らない